まずはコンセプトについてご紹介
します。私は、宇宙言語である
サビアンシンボルや、神秘や
真理探究の成果を占星術の根本的な
解釈に適用して、完全オリジナルの
占星術を、考案しました。
つまり従来の西洋占星術での解釈
とは、違う部分もあるという事です。
もちろん、従来の西洋占星術に伝わる
コンセプトが、納得できるものであれば
もちろん、そのまま使用させてもらう
というスタイルなのです。
すでに西洋占星術のカテゴリー
で、ハウスのそれぞれについて、説明
してきましたが、それは、従来の
西洋占星術を参考にした部分が多く、
このたびサビアン占星術的観点や
真理探究の成果から、より洗練された
ハウスの解釈を試みていこうという事
でシリーズ化しました。
まず解釈の主体となるのが、
前回の
サビアン占星術で12ハウスを
読み解く!
という記事で説明しましたように、
地球の自転と公転により、表現される
サイクルは、時間の間隔が違うという
点だけ除けば、公転のサイクルによる
12星座のサインと、自転のサイクル
によるハウスシステムで、同じ性質
のものとして対応するという事です。
そのコンセプトを利用してハウス
システムと、その対応する星座(サイン)
の性質やその支配星の性質をリンク
させて解釈しようという事なのです。
今回は、第1ハウスについてです。
第1ハウスは、人生の出発時点を
表す、牡羊座が担当し、火の元素を
持ちます。そして支配星火星の性質
の影響も受けます。
火は自己表現と拡大なので、自分を
外に向かってアピールしていく
という性質を持ちます。また火星の
影響も受けて、積極的に行動しよう
とします。
つまり人生のスタートとしての
第1室は、その火の元素や火星が
象徴するように自己表現をするための
元型として、態度や行動の基本の
意識を示し、ここに宿る天体や
アセンダントが、個人の外面的な性質
や行動パターンに反映されていく
という事です。
もちろんそれは才能という点でも、
発揮される事になります。
また牡羊座は、現実世界への第一歩を
踏み出したので、現実的な事を学んだり
観察しようとする意識も生まれますし、
好奇心も旺盛になり、興味の対象にも
個性が表れる事になります。
それが嗜好や趣味などの個性にも
表れてくる事になるのです。
つまりサインやその元素の性質から
見ても従来の西洋占星術の第1ハウス
の解釈とほぼ同じになるという事です。
ただし現実的な学びという点は、
牡羊座のサインの性質ですが、それが
第1ハウスにも適用されるという事です。
今回のようにハウスのサビアン占星術的
解釈が、従来の西洋占星術の解釈とほぼ
一致する場合もあるという事です。
つまり私の第1ハウスの解釈を簡単に
言葉にするなら
第1ハウスは
自己表現としての外面的性格や行動
パターン、嗜好や趣味の傾向。
現実的な学び
という事になります。
次回は第2ハウスです。
ではまた(^^)/